2017年07月04日

キースン・スロース を訪ねて 2

彼女の住む町はコペンハーゲンから特急で3時間ほどIMG_2286.JPG
のオーフス。のどかな牧草地や海を眺めながらの楽し
い列車旅です。車内は卒業したての高校生、夏休みに
入った学生たちがあちこちに〜〜
大きな手術をされた夫君も、以前と少しも変わらず、食
後の片付けは進んでなさる。車椅子用にスロープを中庭
に向かって設置されたほかは、どこも変わらずでした。
翌日は、車で2、30分の所に転居された娘Annと娘婿の
Kimのご招待でランチでした。
素敵なテーブルウエアーは、もちろんKirstenの物。少しIMG_2302.JPG
ひんやりした空気の中で、ろうそくの炎が揺らめくtea
light とpotも使われてこそ。熱々の紅茶が嬉しいもので
した〜〜
kimの仕事場も以前はまだ引越ししたばかりで、荷物がゴ
ロゴロしていましたが、綺麗に整えた展示室も出来上がり
心地よさそうにお住まいでした。
posted by Tanaka at 22:04| お知らせ

鳥居秀行さん

先月、このHPを管理してくださっている鳥居さんが急逝されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
ひと月ほどで、新しいHPに生まれ変わります。
止まったままのページがありますが、今しばらくお許しください。
 工藝サロン梓  田中政子
posted by Tanaka at 18:22| お知らせ

キースン・スロースを訪ねて  その1

先週、デンマークから帰りました。IMG_1191.JPG
白夜の季節で、旅行者には可動域が広がりますが、
ちょうど卒業式のシーズン、夏至のお祭りと重なり
休業のお店が多く、帰りに寄ったスエーデンのマルメIMG_2199.JPG
でも、少々残念でした。
ハレ女を、自認するHさんは京都のデザイナーであり、事務所併設のギャラリーではキースンの展覧会も開いてくださったゆかりの方です。また、100個のtea caddyの本のデザインをお願いして、素敵に仕上げてくださいました。
ロンドンからコペンハーゲンで合流して、ご一緒の旅友になりました。
キースンとは5年ぶりくらいでしたが、お元気で作陶
を続けていらっしゃいました。コペンハーゲンで、デIMG_2170.JPG
ンマーク・日本の友好150周年の企画の展示(キース
ンと日本の作家・窯元とのコラボ)を観に行くことと、
もちろん彼女の新作を仕入れてくることが今回の
旅の主目的でした。
ギャラリーは、中心からはだいぶ遠く、タクシーでの
移動になりましたが、木工の工房も併設された元の公
共施設のような広い広い空間でした。
続く
posted by Tanaka at 17:44| お知らせ

2017年06月17日

鵠沼の舞妃蓮

梓のある藤沢には、鵠沼という地名があり蓮池と呼ばれ
ている沼が二箇所あります。
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かつて子供達は、そこで泥んこになりながらザリガニや
おたまじゃくしを取って遊べたのですが、今は少し整備
されて眺めやるだけの、柵で仕切られた一角になってし
まいました。
今、この蓮池に涼やかな舞妃蓮が咲き始めました。交配
種で、大賀蓮とアメリカの種を掛け合わせたそうですが、
咲き始めは純白で爽やかさいっぱいの大輪の蓮。薄いピ
ンクに変わっていくそうですが、私はまだその状態で見
た事はありません。今年は是非マメに出かけて鑑賞した
いものです。
posted by Tanaka at 22:28| 湘南情報

2017年06月13日

茅の輪くぐり

早いもので、もう6月半ばになります。
6月と聞いて、連想するのは和菓子の「水無月」FullSizeRender-5.jpg
もっちりした食感は好きずきが分かれるところ
ですが、厄を避けて後半の月日を恙なく過ごせ
るように頂きます。近頃は抹茶入り、栗入りな
どもあり、多様になってきています。
そして茅の輪くぐり。
写真は、京都寺町の下御霊神社にしつらえた大
きな茅の輪。くぐり方にもルールがあり、『払
い給え、清め給え、、、」と、唱えながら8の
字を描くように回ります。くぐり終えれば清め
られ、一年の後半を厄歳なく過ごせると言われFullSizeRender-4.jpg
ている6月の神事です。私はまだ生まれてこの
かた2回しかくぐったことはありません。
お寺のような佇まいの神社ですが、聞いてみれ
ば随分古い由来がありました。京都御所の産土
神社で、江戸時代までは御所も公家たちもその
氏子だったそうです。
「水無月」も食べたことですし、今年の後半、
元気に過ごせそうです。
posted by Tanaka at 00:48| 旅行

2017年05月23日

砂澤ビッキ展〜神奈川県立美術館葉山

IMG_1976.JPGビッキさんのお名前を聞いたのは高校生の頃の
ことですから、かれこれ〜〜年になります。
このほど葉山で展覧会があることを知り、飛ん
で行きました。ビッキさんは、高校時代の担任
の友人でした。
ある時、学校にビッキさんが訪ねて来られまし
た。みなさんへ、とクラス全員に小さな木彫り
のキーホルダーをお土産にくださったのです。
彼は体格の良い、優しいまなざしの方でした。

昔は知り合いの家に行くと、大抵床の間や玄関
先に木彫りのクマが鮭をくわえているのがあり、
大きなものから手のひらサイズまで、かなり普
及していたように思います。
アイヌの木彫作家のビッキさんが、クマを彫ら
れたことがあるのかはわかりませんが、先日の
葉山で拝見した大きな作品群は、圧倒的な力強
さで、驚きました。あのビッキさんにこのよう
なエネルギーが宿っていらしたことも、若かっ
た私には想像だにしないことでした。

長い年月を経て、再び作品を通して彼と出会い、
あの頃よりは少し深くビッキさんの境遇を理解
することができ、素直に喜んでいます。
posted by Tanaka at 22:17| お知らせ

2017年05月21日

カキツバタ 「雲井の鶴」 雲居の鶴

雲井の鶴(カキツバタ)は、京都妙心寺大法院閑栖DSC_0105.JPG
松岡調師から頂戴した勅花です。師は残念ながら昨年
遷化されましたが、お花は年々花をつけ、今年も見事
に咲きました。
と言いましても、写真のお花は我が家のものではあり
ません。株はまだありますが、育て方の上手な友人に
株分けをしたものです。花弁の先が鋭角で、凛とした
佇まいは、涼やかで気品がああります。DSC_0106.JPG
来年こそは〜肥料もあげて写真にアップしたいもので
す。
京都木野皿山にお住いの某陶芸家のお宅を訪ねた際、
やはり松岡老師から頂いたという、この「雲井の鶴」
が裏庭一体にたくさんの花をつけていたのが思い出
されます。
知りうる限りでは静岡の大中寺、京都の大聖寺にも
あるようですが、一般の方が拝見出来るかはわかり
ません。
来年の今頃、よろしければ梓でもご覧いただけるか
と〜〜
まずはお手入れしましょう。
posted by Tanaka at 09:26| 湘南情報

2017年05月08日

子規展へ〜 神奈川近代文学館

30f6.jpgずっと穏やかな日が続いた連休の一日。
なんと50年ぶりくらいで、横浜は山手まで出かけて
きました。生まれも育ちも横浜の私にとってはいつ
も無条件で好きな場所でした。
山手の町はほぼ変わっていないのですが、丘公園の
辺りから、文学館の一帯はずいぶん人工的になりす
ぎてちょっと耐えられなかったです。


351de.jpg子規展は、朝早かった割には多くの来館者で驚きま
した。折からの俳句ブームもあるのでしょうか、地方
からの高校生も混じり、多くは私と同世代の方々。


夭折の子規の残した仕事の凄さに圧倒されました。俳
句、短歌、写生文などに多彩な表現を追求してきた子
規、親交の深かった夏目漱石との交流の証の短歌、ま
た随筆「墨汁一滴」「病状六尺」そして、日記「病臥
漫録」など多くの資料が展示されていました。。客観
的に見つめた自身の病気を、時にはユーモアをもって
語る。人間子規に思いを馳せたひと時でした。

写真下は、カトリック山手教会
posted by Tanaka at 16:09| お知らせ

2017年04月05日

絵巻物の面白さ

azu3.jpg”絵巻物マニア列伝”という展示を、サントリー美術館で見てきました。
六本木開館10周年記念の企画でしたが、肩肘張らない面白みたっぷり
の展示内容で、思いがけず長居をしました。

国宝の「石山寺縁起絵巻」、「玄奘三蔵絵」を始め、名だたる絵物語が
時代を超えて蒐められていました。平安時代の「病草紙」の不眠の女、
頭の上がらない乞食法師、額のシワまでリアルに描写されていました。

だいぶ前でうる覚えですが、中沢新一が新書版で「僕の叔父さん・網野
善彦」を書いたのを思い出しました。網野善彦は中世史の歴史学者です
が、甥と叔父さんのやり取りの中で、絵巻物に話が及んだときのことが
印象に残っています。

azu4.jpgそれは、確か絵巻物などには端のほうでうずくまっているような異形の
人が描かれているから、気をつけて見てごらん。といったようなことだ
ったと思います。物語の主人公は貴族や立派な僧侶であっても、世の中
には庶民もいれば、賎民もいれば渡り歩く法師や様々な人たちもいるよ。
というようなことだったような気がします。網野善彦らしいまなざしの
確かさにハッとしたのを覚えています。

あとはこの絵巻物の世界の”おかしみ”に触れられたことが収穫でした。
「放屁合戦絵巻」の抱腹絶倒。「石山寺縁起絵巻」が一番の目的でした
がどの絵巻物も、優れた場面展開のあしらい方に感心しました。雲や、
水、木々の茂りなどなどで、見事に時間と空間を移動させられる手法の
楽しさにも目を奪われました。

朝一番の割には、混んでいましたが、展示替えもあるようなので再度足
を運んでも良いかな、と目下思案中です。
posted by Tanaka at 14:38| お知らせ

2017年03月22日

御殿場まで

azu1.jpg久しぶりの更新になりました。
身辺様々なことが起こりますが、私は元気です。

よく晴れた日曜日、御殿場までひと走りです。
東名で松田を過ぎる頃になると、急に富士山が大
きく見えてきます。
この日は一つ用事を済ませて、お菓子の虎屋の工房
へ足を伸ばしました。湘南ではもう散っている紅梅
白梅が御殿場の標高のせいか、満開でした。首都圏
azu2.jpgに近いこの辺りは、かつて皇族や政治家の別荘もあ
ったようです。

地続きの、旧岸信介邸が公開されていました。ここは、
今話題のどこかの首相が子供の頃によく遊びに訪れた
場所だそうです。この時期、見学するには少々抵抗も
ありましたが、吉田五十八による建築とわかり、覗い
てみることに〜〜

azu2.5.jpg簡素な中に、数寄屋造の伝統を取り入れた心地よさそ
うな建築物でした。ほんの少し私物などの展示がされ
ていましたが、目を引いたのは金泥で書かれた般若心
経の写経でした。

慎ましやかな端正な文字であることに少し驚きました。
写経もさまざまですが、その人となりが自ずと出る
ものと思っています。伊達藩の五郎八姫は隠れキリシ
タンでは〜〜と噂をされたそうですが、厳しいながら
も優美な「舎利礼文」の写経を仏像の胎内に納められ
ていたそうですので、深く仏教に帰依していたという
事実が近年明らかになったそうです。瑞巌寺の住持の
「河北新報」に寄せたエッセイを読んだことがありま
す。

岸信介は晩、年高野山に1150枚の写経を奉納したそう
ですが、日米安保の牽引と写経、、、。
posted by Tanaka at 01:12| 旅行