2018年09月14日

鯛の歯を使って〜

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梓での金継ぎ教室も、5年経ちました。教えて
くださる鈴木順子先生は、早稲田の美術史研
究から漆の世界に入った方で、漆芸家の元で
訓練を積み、本格的な金継ぎを教えてくださ
っています。
道具にもそのこだわりの一端が伺えます。例
えばトクサを刈り取り、5センチほどに切り
揃え、干したものを磨きに使います。
また、鯛の歯を使って研ぐ道具(鯛牙棒)を
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ご自身で作ります。魚屋の店先に鯛の頭を見
つけると、まずは口元を覗き込むそうです。
鋭い前歯を抜き取り小さな持ち手をつけます。
腐っても鯛と言われ、どこも捨てられないと
は聞いていましたが、歯も抜かれているとは
鯛も想定外だったでしょう。
鯛牙棒は、金継ぎの蒔絵をした後、最後の金粉
の磨き工程で使います。
上の写真は上下の歯、下は、柄を付けた鯛牙棒


posted by Tanaka at 22:50| 日記