2018年08月14日

安来ならでは〜

IMG_3291.jpg松江でよくしていただいた二人の知人が、車を駆
って安来まで同行してくださった。稀代の陶芸家

河井寛次郎の故郷、安来は中海に沿っての、かつ
ては北前船が行き交った港でもあったというのは
、その著書「六十年前の今」にも詳しい。
「暫」というお蕎麦屋さんは、見過ごしてしまい
そうな小さな店。多分知る人ぞ知るという店なの
でしょう。色白の美しい女将が一人で賄えるほど
の席しかないが、ご子息が手伝うこともあるらし
い。店内は民藝がそのまま息づいているようなしIMG_3303.jpg
つらいで、義父さんが蒐めた舟箪笥や実際に使わ
れていた蓑、籠、黒光りする建具などなどが濃い。
義父さんを慕う女将の言葉が優しく、深い愛情を
感じさせるのだが、成り行きから二階を見せて下
さることに〜〜二階はまたまた驚くような備品で
埋まっていました。
さりげなく河井寛次郎の書を屏風仕立てにしたも
の。弓浜絣の大判の風呂敷を額仕立てに〜〜と枚
挙にいとまがない。
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でも一番感じ入ったのは、誰も見ることもないか
もしれない部屋に活けられた花!でした。酷暑の
この夏、長持ちしないものを承知で、身近に咲く
花を活ける。女将の店に対する愛情が一番感じら
れた時でした。
最後になりましたが、勿論お蕎麦もかき揚げも美
味でした。
posted by Tanaka at 00:15| 旅行