2018年09月25日

ポジャギの魅力

ちょうど、いま展開している「保知 充木工展」とIMG_3454.jpg
同時開催している「ポジャギの魅力」は大野弘子さ
んによる、綺麗な手仕事です。
ポジャギは韓国のパッチワーク、素材も麻や絹を使い
、日本で言えば風呂敷や袱紗のように大切なものの上
にかけたり、包んだりした手縫いの布です。
朝鮮王朝の時代、女性たちの身分が低く、自由に外を
闊歩することもままならなかった時に、家族のためチ
クチクと手縫いで作り上げるポシャギや、刺繍が女性
たちの慰めになっていたそうです。それが上流社会で
は華やかな図柄や上質な素材を使って、より豪華なもIMG_3456.jpg
のへと変化していったようです。
日本でもかつて同じことが言えました。
制限がある中で、女性たちのささやかな喜びは家族
のために絣を織ること、ボロをつなぎ合わせて裂織り
にして丈夫にしたり、限られた中で自由に意匠を作り、
喜びにしていったのは、河井寛次郎が『六十年前の今』
という著書の中で、山陰の女性の暮らしの中にも伺い
知ることができます。ーーー余談でしたが。
彼女が師事した崔良淑先生は、染色を学ぶために来日し、
現在では教室を開き、ポジャギの美しさを日本の方に〜
と、広めていらっしゃるそうです。
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いつかご紹介できると嬉しいです〜〜
上は「竹」をイメージして製作し、中段は「花園」と
名付けた、ポジャギ。いずれも絹。
下は麻素材で、窓にかけてみました。
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posted by Tanaka at 09:47| お知らせ

2018年09月14日

鯛の歯を使って〜

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梓での金継ぎ教室も、5年経ちました。教えて
くださる鈴木順子先生は、早稲田の美術史研
究から漆の世界に入った方で、漆芸家の元で
訓練を積み、本格的な金継ぎを教えてくださ
っています。
道具にもそのこだわりの一端が伺えます。例
えばトクサを刈り取り、5センチほどに切り
揃え、干したものを磨きに使います。
また、鯛の歯を使って研ぐ道具(鯛牙棒)を
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ご自身で作ります。魚屋の店先に鯛の頭を見
つけると、まずは口元を覗き込むそうです。
鋭い前歯を抜き取り小さな持ち手をつけます。
腐っても鯛と言われ、どこも捨てられないと
は聞いていましたが、歯も抜かれているとは
鯛も想定外だったでしょう。
鯛牙棒は、金継ぎの蒔絵をした後、最後の金粉
の磨き工程で使います。
上の写真は上下の歯、下は、柄を付けた鯛牙棒


posted by Tanaka at 22:50| 日記