2018年08月24日

唐松のチェンバロ

今年も八ヶ岳の友人宅で数日を過ごしました。IMG_3362.jpg
近くの八ヶ岳音楽堂には、この五月初お目見え
のチェンバロがありました。
地元川上村の樹齢100年にもなる唐松を使い、
チェンバロ製作者の久保田彰氏が製作をされた
というもの。ふたの内側には、フランスに注文
を出したという枇杷の絵が単色で描かれていま
す。
昔、演奏会で見たチェンバロはクラシックな佇
まいで、深い緑色でした。
チェンバロはピアノに比べて、奏者も少なく普及IMG_3366.jpg
もまだまだですが,ヨーーロッパでは15世紀から
18世紀に流行したものだそうです。バッハ以前の
「古楽」の代表的な楽器として知られて、繊細な
音色が魅力です。
この音楽堂で8月の何日間か、音大生によるチェン
バロのコンサートが企画されました。
吉村順三による建築で知られた、八角形の木質の音
楽堂に響く音色は清澄で、聞き馴染みのある曲から
フランス宮廷音楽まで、午後のひとときをたっぷり
楽しみました。
下は、八角形の音楽堂の屋根。
posted by Tanaka at 20:32| 旅行

蟠桃!!

見るも聞くも初めての桃。
「ばんとう」という桃の種類ですが、原産地はIMG_3357.jpg
中国とのこと、日本では生産者が少なく、なか
なか市場で見かけることはないそうです。
「平桃」、「座禅桃」などとも言われているよ
うです。
西遊記のなかで、孫悟空が担当してた職務が天界
の「蟠桃園」の管理だったそうですから、面白い
ものです。孫悟空の職業など考えたこともありま
せんでした。
長野でいただいたのですが、その実は甘みが凝縮
していて、美味しくて皮のまま食べられるようで
す。
「西遊記」のなかでは、不老長寿の桃だそうです。
生産の時期も限られるようですが、来年は覚えて
おいて、ぜひデッサンしてみたいものです。
posted by Tanaka at 16:50| お知らせ

2018年08月14日

安来ならでは〜

IMG_3291.jpg松江でよくしていただいた二人の知人が、車を駆
って安来まで同行してくださった。稀代の陶芸家

河井寛次郎の故郷、安来は中海に沿っての、かつ
ては北前船が行き交った港でもあったというのは
、その著書「六十年前の今」にも詳しい。
「暫」というお蕎麦屋さんは、見過ごしてしまい
そうな小さな店。多分知る人ぞ知るという店なの
でしょう。色白の美しい女将が一人で賄えるほど
の席しかないが、ご子息が手伝うこともあるらし
い。店内は民藝がそのまま息づいているようなしIMG_3303.jpg
つらいで、義父さんが蒐めた舟箪笥や実際に使わ
れていた蓑、籠、黒光りする建具などなどが濃い。
義父さんを慕う女将の言葉が優しく、深い愛情を
感じさせるのだが、成り行きから二階を見せて下
さることに〜〜二階はまたまた驚くような備品で
埋まっていました。
さりげなく河井寛次郎の書を屏風仕立てにしたも
の。弓浜絣の大判の風呂敷を額仕立てに〜〜と枚
挙にいとまがない。
IMG_3289.jpg
でも一番感じ入ったのは、誰も見ることもないか
もしれない部屋に活けられた花!でした。酷暑の
この夏、長持ちしないものを承知で、身近に咲く
花を活ける。女将の店に対する愛情が一番感じら
れた時でした。
最後になりましたが、勿論お蕎麦もかき揚げも美
味でした。
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posted by Tanaka at 00:15| 旅行

2018年08月13日

出雲民藝館

松江のギャラリーのTさんが、お忙しい中車でIMG_3330.jpg


出雲民藝館に連れて行ってくださった。
距離感がよくわからず、すっかり甘えてしまっ
たのですが、松江からの高速でも小一時間かか
りました。
民藝館では「多々納弘光の仕事展」が開催中で、
「出西窯」のメンバーの一人としてはよく知ら
れていても、多々納氏はひとりの作り手として
の側面は注目されることはなかったそうです。
把っ手を作ること、型を使っての成形をするの
が彼の担っていた部分。展示では四角い蓋物、
バターケースだそうですが、なかなか味わいの
ある作品でした。一ついただけるのなら、これIMG_3321-1.jpg
が欲しいなと思いました。
展示会場は、数日前に初めて空調設備が導入さ
れたそうで、出雲様式のしっかりした建物の中
でひんやり嬉しいひと時でした。
民藝館は入り口に至るファサードが、格別美し
く、提供された山本家は実際に居住された状態
のまま、とのことで差し障りも多いことだろう
と思いつつ、懐の深さと志の高さに感嘆しまし
た。
posted by Tanaka at 16:19| お知らせ

植田正治写真美術館〜松江〜出雲

暑さが厳しい中、松江と出雲に出かけてきました。IMG_3202.jpg
7月の西日本豪雨で伯備線が運休になり、再度の
挑戦でしたが、今回は飛行機に〜〜
米子空港から米子経由でまず向かったのは、念願
の植田正治写真美術館。大山の山裾伯耆町にあり
、多くの植田ファンは世界中から訪れるという。
この日も酷暑の中、足の便の悪い場所にもかかわ
らず次々に来館者があった。
写真では懐かしい昭和の家族の姿が垣間見られます
。故郷山陰に根を下ろし、世界的な写真家としての
評価が定まった後も、繰り返し山陰の暮らしを追い
、生涯にわたり故郷の光や風、素朴な人々の暮らし
を追ったのです。
今回も、「山陰にて」という撮影小旅行の作品が並IMG_3346-1.jpg
んだ。「砂丘」「海辺」「島根半島」「山 農村」
「松江」「湖畔」の六つのキーワードを生涯かけて
撮ったという植田正治のモノクロの世界を堪能しま
した。
二階の大山も望む大きく切り取ったガラスの窓から
は、真夏の大山と白い雲が手前の池に映りこみ、不
思議な撮影スポットになっています。ガラスに貼ら
れたれた山高帽、砂丘の写真にも写り込んでいる帽
子です。
ちょっとユーモラスに〜〜
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posted by Tanaka at 13:48| お知らせ