2018年04月06日

Harvey Young と Gutte Eriksen

益子在住だったH・Youngの窯は東日本大震災の時に、
壊れてしまいました。その後、アメリカに注文した新し
い窯が届いた時には嬉しそうで、図面を広げ設置の仕方
を盛んに説明をしてくれました。メールで写真も送って
くれたのですが、しばらくして、彼は病気のために亡く
なってしまいました。
IMG_2456.jpg
この春、茨城に向かった折、彼の夫人幸枝さんにもお会
いしたくて訪ねてきました。緩やかな丘に面して、大き
な木立の中に、前と少しも変わらず窯はありました。
梓ができた25年前から、ふとしたことで知った彼の作
品を求めて何度も何度も益子に車を走らせました。実
際に展覧会ができたのは、出会ってから5年が経過して
いました。
彼は、濱田庄司宅の前で偶然出会った、Gutte Eriksen
を頼ってデンマークに渡り、一年間彼女の元で「取っ手」
を学んだそうです。Gutteは1946年には、B.Leachの工
房で共に仕事をしていたそうです。IMG_2624.jpg
親子ほど年の離れたGutteと、Harveyはまるで母子のよ
うに、釉薬のことなどを盛んに話し合う傍目にも素敵な
関係でした。
後年、私が初めてデンマークを訪ねた時には、彼女は腰を
痛めていましたが、手作りのお菓子で遠来の私を歓待して
くれ、赤い釉薬のテストピースをお土産にくださいました。
コペンハーゲンのDesign Museumには、歴代の陶芸家の
作品と共に、彼女の大壺が展示されていました。
写真は、Harveyの遺作と、下はGutteの本と、テストピース。
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posted by Tanaka at 15:43| お知らせ