2016年04月20日

鎌倉彫りの茶器

この茶器は、妙心寺大法院の閑栖松岡調師が50年も前に鎌IMG_1015.JPG
彫の職人に依頼して復元したものです。

裾つぼまりのスラリとしたモダンな形状、蓋の部分は15弁の
菊の花形に彫られ、立ち上がりは上から見れば波型に刻まれて
います。
小堀遠州が所収していた有名な二点の茶入れのうちの一点が、
この紅菊茶器です。あくまでも替茶器として使われたもののよ
うです。その後、稀代の数寄者益田鈍翁の手元に渡ったそうです。IMG_1016.JPG

制作者は既に他界されたそうですが、次の世代の方に技術の継
承が可能かどうかは、必要とする人がいるかにもかかっています。
茶道の衰運はいかばかりかと案じられます。

ともすれば力強いと思われがちな鎌倉彫りにも、このような優
美な茶器が作られていることに、改めて感じ入りました。
posted by Tanaka at 21:33| 作品

2016年04月16日

熊本地震お見舞い申し上げます。

被害が更に広がっている様子に胸がいたみます。
ひどい事になりました。
熊本、大分には取引先や友人、知人もおりますが
安否のほどが分かりません。
携帯も繋がりにくい状況でしょうから余分な通信を
控えるつもりでいます。
一分、一秒でも早く地震が収まってくれますよう
祈っております。
それにつけましても、原発の位置を眺めながら不安・
不快に思うのは当たり前の感情です。
自民党の政治家の思考回路は、尋常ではありません!!
田中政子
posted by Tanaka at 13:35| お知らせ

2016年04月13日

むら雲染のカーテン

IMG_1006.JPG京都で見つけた白のダブルガーゼで、イメージしたのは
藍に染めて、カーテンを作ることでした。

ついこの前まで、ここには深い藍で染めたカーテンがかか
っていました。
今年は特に春の到来も嬉しく、親しくしているご近所の藍
工房<リトマス>の吉川さんに頼み、甕覗で染めていただ
きました。
お陰でなんとも明るくなりました。

IMG_1011.JPGしかも、染めない部分を少し残して、名づけて<むら雲
染め>に。美しい仕上がりでホッとしました。
麻なので少し張り感がありますが、時間の経過で馴染ん
でくるのでは〜と思います。
近くで見ると、白と浅い藍との取り合わせがとても綺麗
です。

仕立ては綺麗な仕上げで定評の、Oさんに依るものです。
材質をよく理解して、ギャザーを寄せて三枚仕立てになり
ました。少し透け感を残し、でも外からは遮断したいとい
う、微妙な要望を見事に表現してくれました。

秘密の場所ですが何時でもお見せできますので、一声おか
けください。
posted by Tanaka at 14:00| 作品

2016年04月01日

お仕覆・愛らし〜〜

ひと月ぶりの更新になってしまいました。IMG_0986.JPG
ご心配、ご迷惑をおかけいたしました。
思いもかけず更なる入院がありましたが、無事復活です。

桜の季節まっただ中、暖かい湘南はそろそろ満開でしょうね。
topicsで 柳 順子さんのお仕覆の本をご紹介いたしましたが、
私のとっておきはこのお仕覆です!!
勿論茶碗が先に気に入りましたが、逡巡する私の前に、奥様
が持っていらしたこの愛らしい布の造作を見て、もう迷うこ
となく「頂きますから〜〜」、と口から言葉が溢れておりました。
IMG_0985.JPGまあ、あれこれ迷う理由もありますが、気がつけばお茶碗と
愛らしいお仕覆は、私の車の後部座席に鎮座していました。
お茶碗は椿の灰の釉薬を流した連作のひとつ。青みがかった
釉薬が底に溜まった風情からか、送られてきた箱には「幽谷」
とご銘がついていました。

作家は伊賀の福森雅武さん、お仕覆は奥様が作られたとのこと。
決めてが、お仕覆では申し訳ないので内緒です!
posted by Tanaka at 11:50| お知らせ