2019年08月14日

古樹茶

工藝サロン梓で、20年以上鉛筆デッサンを指導
してくださっている、楊暁ミン(門構えに虫)先
生が持ってきてくださった珍しいお茶、その名もIMG_4206-1.jpg
古樹茶。福健省出身の先生はさすがに、お茶には
詳しく、毎回のデッサンの後は、手ずから鉄観音
茶を淹れてくださる。
古樹茶は、樹齢200年から300 経過した高い木の
葉を摘むため、機械は導入せずすべて手作業による
と言います。中国でも南部の少数民族、ドアン族が
守り育ててきたものです。
写真の額入りのお茶は手摘みし炒った後、天干しし
長い月日をかけて熟成します。型に嵌められ、乾燥
し、金槌でもなかなか割れず、必要量を砕くには時
間も体力も要ります。
香りはかすかに、という程度ですが、割って、熱湯
淹れると、香りとともに味わいが濃くなってくるそ
うです。味は漢方薬のような少し苦味がありますが、
大変貴重なお茶で、栄養価も高く、希少なもの。
種類はプーアール茶に入るようです。ちなみに冷や
して飲むのがオススメだそうです。綺麗な金色の水
色をしています。
このお茶は、2005年狗年に作られ、装飾も兼ねて
大切に保管されていたそうです。。直径30m厚みも
2cm.お茶好きの日本人でもこのお茶を飲んだ経験の
ある人は多くはないと言います。
酒は百薬の長、と言います。お茶も同じでしょうか。
お茶で戦争も起きるくらいですから==たかがお茶
されどお茶です。
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posted by Tanaka at 10:58| お知らせ

2019年07月31日

表具の楽しみ

すっかり、ブログを休んでおりました。IMG_4144.jpg
ご心配おかけしてすみません。
少し前に、句集の編集についてのブログがあり
ましたが、書中に掲載した書の中で、「いろは
にほへとちりぬるを」を表装しました。
鎌倉在住のKさんは、店こそ開いてはおりません
が、もう長く表装を手がけて言います。
本紙が、普通の半紙であったため、厚みはなかっ
たのですが、裏打ちをしてから、回りの布を決め
ました。彼女の提案はなんと”丹波布”!!
一も二もなく大賛成でした。
この英子さんの書を見たときに、既視感があり、
一体何処でだろうとと思っていたのですが、民芸
IMG_4143.jpgIMG_4146.jpgだったことがわかりました。
それと嬉しいことに、K さんの発想は実に豊かで自
在です。パネル仕立てはどうか?とのこと〜〜
これもすぐに賛成して、とうとう出来上がりました。
回りの布は彼女の手持ちの古い丹波布。100年は超
えているそうです。そしてパネルの台は木目が見え、
布を横で巻き込んであります。布の力と、書の力が
拮抗して魅力的な一枚になりました。
ちなみに、布の薄切れた部分には、他の部分の布が、
まるで継ぎを当てているように重ねてあります。
微笑ましいパネルになりました。
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posted by Tanaka at 14:53| お知らせ

2019年07月04日

無言館へ

少し前になりますが、友人らと長野県は上田市郊外
にある無言館に行きました。窪島誠一郎氏によって、
信濃デッサン館の分館としてスタートしたそうです。
IMG_3868-1.jpg日本の各地に足を運び、戦没画学生の遺された絵や
手紙、イーゼルなどを蒐め展示・収蔵しています。
前山寺の参道脇の、信濃デッサン館は小さいながら
も雰囲気のある建物でしたが、惜しくも去年3月に
は閉館になったそうです。
ここは村山槐多、関根正二など、夭折の画家のデッ
サンを蒐めていました。私の好きな美術館でした。
無言館は塩田平を見下ろす丘の上にあって、コンク
リート打ちっ放しの、静かな佇まいです。天空から
見れば、無言館の建物は十字の形状になっているそ
うです。
作品の中で特に記憶に残ったのは、かなり豊かな暮
らしを思わせる家族が、応接間でしょうか、果物が
乗ったテーブルの後ろに並んでいる絵です。実際に
は貧しい暮らしをしている家族なのだそうです。せ
めて絵の中で、と、まるで夢物語のような哀しい作
品でした。
作品を見終わって、出口の大きな木の扉を押し開け
ると、塩田平の柔らかな農村風景が飛び込んできま
す。どの季節に訪ねても、平和な人々の営みに気持
ちがほどけます。
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posted by Tanaka at 16:29| お知らせ